このコーナーはNOB本体が、一見真面目に、実はただ無責任にぼやくだけの「ぼやきコーナー」の総集編である。ま、おっさんのたわごとということで。一部からリクエストがあったので、見逃した人のために今までのものを一挙掲載する。例によって、え〜加減な記憶に基づいて書いた物もある（ほとんどやけど）ので、今見ると「間違うてるやん」というのもあるが、敢えて掲載時のままでお送りするので、ご意見、間違い指摘なども頂ければ有り難い。
最近、原発立地を推進するための法案が国会を会期末ぎりぎりでろくな審議もなく駆け込み通過した。.....今更何やて？原発自体の是非が問われているっちゅうこの時代に、何をしよんねん！「国内で原発を建てられへんから、途上国に」言うてハーグで世界から総スカンを食ったんを忘れたんか？
この法案は地元自治体だけでなく、周辺自治体も対象の上、事業内容も「何でもあり」で補助金の上乗せをするんだそうな。都道府県知事が振興計画を立案し、首相を議長とする関係閣僚八人によって新設される「原子力立地会議」が承認するのだそうな。野党は「公共事業のバラマキにつながる」として反発している。
もともと原発の地元自治体には、すでに電源開発促進税法などのいわゆる「電源三法」によって年間１千億円の交付金が毎年計上されているのである。しかし、それらは支給額や期間が限られており、原発への「逆風」が強まったことから島根や福井などの原発を抱える自治体から新たな振興策を要望する声が上がっていたという。
ちょっと待て。「逆風が吹いている（反対論が強まっている）から金よこせ」やて？それは違うんとちゃいますか？「逆風が吹いているから見直しましょう」ちゅうのんが筋とちゃいまっか？それって、結局、金で言うこと聞かす訳やろ？「原発があるから金が入って来るねん」「金が欲しかったら原発に賛成しなはれ」て言いたいわけや。しかも、年間一千億円では反対派を抑えられんっちゅうこっちゃ。
６４５兆円の借金を抱える今の日本にそんな余裕がどこにあるねん？何やったら、また、６４５兆円あったらどんだけフーゾクに行けるか計算したろか？そんな金があったら、太陽光や風力発電を推進するために使うたらええんちゃうん？多分、誰も文句は言わんで（少なくともワシは）。