ならず者国家

毎度、言うとくけど、テロには反対。でも、報復にも反対。読むのん面倒くさい人にはこれだけでええけど。

空爆開始以来、地雷の被害が4割り増しという。被害者はもちろん難民ね。

ブッシュは世界はテロリストと戦う義務があると言い、ならず者国家に制裁をするという。
朝日新聞に米国在住の劇作家アリエル・ドーフマン氏のインタビュー記事が載っていた。それによると米国は28年前の9/11、チリで民主的に選ばれたアジェンデ政権に対するピノチェトの軍事クーデターを助け、政権を倒させた。ニカラグアではテロリストを武装させ、エルサルバドルのテロリスト政府を助けた。イスラエルによる国家テロも黙認してきたし、周知の通りビンラディン氏を育てたのも他ならぬ米国自身である。

結局、自分の都合の良い基準でテロリストやならず者の烙印を押し、周囲に対して「どっちの味方や?」と拳骨を振り上げながら選択を迫る。要するに「ワシの気にいらんヤツはしばくから、お前も一緒にしばかんかい」....どっちがならず者や?しかも、タチの悪いことに、そのことに自分が気づいていない(フリをしているのか?)

「正義」の名の下に「裁き」を行う者はその「正義」が本当に正しいことを常に証明する必要がある(「バスタード!」参照。)