国債30兆円枠

小泉首相の「國際30兆円枠」は誰もが知っているような大きなスローガンである。今年度予算編成のときもすったもんだしたもんだ。しかし、ここへ来て福田官房長官が、「あれは精神的なもの」とか言い出してるらしい。何じゃ、そりゃ?その開き直りと言うか、しらばっくれぶりには恐れ入る。つい先日もペイオフ解禁延期について首相自身が「総合的に見て今までの政策の枠内」とか強弁して政策転換という見方を否定した。負けず嫌いもここまで行くと可愛げがない。う〜ん、何か変やぞ、小泉政権。面子だけを大事にして中身がなく、屁理屈をこねて結局自分の都合のええ結論を導き出す。....だんだん官僚的になってるんちゃうけ...と感じるのはワシだけか?

ついでに書くが、石破新防衛庁長官。彼は徴兵が憲法違反だという意見をこっぴどくこき下ろしている人物であるが、その人が防衛庁長官である。今のところ「閣僚として政府見解(徴兵制は違憲)に従う」と答弁しているが、そう言う人物を起用すること自体、小泉首相の危うさを証明している。そう言う人がたとえば閣僚の過半数を占めたとしよう。ほんなら....。