KSD事件って、一体何やったんや?

またまたやってくれました。お馴染みの丸抱え選挙。
今回明らかになったのは、公益法人・全国不動産政治連盟による清水達雄議員(もちろん自民党ね)の選挙。KSD事件の教訓って、一体、何やったんや?しかも今度は新規党員獲得のため報奨金までだしていたそうな(これははじめてのケース)。ノルマを割り当てられた支部では達成のためやっぱり故人の名前を使ったり、電話帳と町内会名簿などを使って名前を書き写したそうである(前回の事件では猫の名前まで使ったそうであるが)。

KSD事件で幽霊党員が問題をなった自民党では抜き打ちの確認調査を実施していたが、清水議員はその調査に備えて、幽霊会員隠しのための想定問答集を作成していたそうである。成る程、KSD事件の教訓はこんなところに生きていたのである。

公益法人の政治家との関係は、96年9月に閣議決定した「公益法人の設立許可及び指導監督基準」で、「公益法人は不特定多数の者の利益の実現を目的としなければならない」と規定し、特定政党の政治家に便宜を図る行為を不適切としている。ま、「公益」っちゅうからには当たり前やわな。しかし、この閣議決定はハナっから無視されていたようである。

片山総務相は一般論として「政治団体が特定政党の候補者支援のために他人名義を無断使用し、党費立て替えをした場合、政治資金規正法に抵触するとの判断を示したそうであるが、そんなもん、政治資金規正法もクソもないやろ。他人の名前を無断で拝借するねんで。