有事には良心の自由も制限される

朝日新聞によると、政府が現在成立を目指している有事法制について、福田官房長官は「有事には思想、良心、信仰の自由に制約もあり得る」との考えを示したそうである。

彼によると、これらの自由は「内心の自由という場面にとどまる限り絶対的な保障である」としながらも「公共の福祉によって制限されることがある」そうである。

何のこっちゃ、分からんわな?そら、そうやろ。書いてる本人にも分からんねんから。要は「心の中で思うだけやったら自由」やけど「外から見て分かったらアカン」ちゅうことのようである。

例えば、イラクとの戦争が始まって、米軍が「お前ん家の庭を使ってB52がバグダッドを爆撃しに行くから庭を貸せ」と言ってきた、と(あくまで、例え、ね)。で、その人が、「戦争は必要悪ではなく絶対悪である」と思っていても、「人殺しの手伝いは嫌だ」と思っていても、敬虔なキリスト教徒でも、心の中でそう思っているだけやったらかめへん、けど、心の中だけね、と。拒否は認めません、と。

ま、そら、そうやろ。良心の自由を認めてたら、戦争なんてでけへんもんな。