戦争は最大の環境破壊である

米英は極力市民を巻き添えにしないように戦っていると言う。しかし、前もそうだったが、今回も誤爆が相次いでいる。アメリカの司令官は「それが戦争だ」と言った。そう、それが戦争なのである。意図的に市民を巻き添えにするフセインを誉められたわけではないが、攻め込まれている向こうは必死なのである。きれいごとなど通用しない。そう、それが戦争なのである。

アメリカの13歳の少女が反戦の声をあげ、世界中で反響が広がっている。ご存知ない方はぜひ読んでいただきたい。(アサヒ新聞3/27の記事

イラクでは医療用具や薬が「経済制裁」によって全くない状態が12年も続いている。イラク南部では劣化ウラン弾の被害によって急増した癌や白血病に苦しむ人達が医療機器や薬がないために死んでいく。で、その張本人が「人権擁護」のために戦争と言う名の人殺しをし、「人道援助」をすると。これが偽善でなくて何や?

「戦争は最大の環境破壊である。」そら、そうやろ。何せ、兵器には「環境に優しい」とかいう概念はないし(ま、もしあったら、それこそブラックジョーク)。特にハイテク軍隊はアホみたいに補給を必要とするし。武器を運ぶ暇と金があったら薬と食料を運んだらんかい。

とりあえず、戦争による環境破壊は、京都議定書による各国の努力を水泡に帰すおそれがあるそうな。で、議長国日本はそれについてどう思てんのん?

しかもまた、米軍は劣化ウラン弾を使ったそうな。それに比べたら、東京電力の事故隠しなんて可愛いもんや、と思ってしまうのは麻痺?

マハティール首相は戦争を回避できなかったアナン国連事務総長は辞任すべきだと語ったそうな。曰く「戦争を阻止できず、国連の権威を貶めた」と。確かに、戦争突入直前に彼が全く動こうとしなかったのは不可解ではある。けど、それよりマハティールさん、その言葉、日本の首相にそんまんま言うてくれへんかなぁ

今、やるべきは起こってしまった戦争を如何に早急に終わらせるか、ではないんか?こうしている間にも人々は死んでいってるんやで。なのに彼は「戦後復興云々...」を繰り返しているだけ。で、毎日新聞によると米国際開発局の局長は「戦後復興事業の元請先はアメリカ企業に限る方針」だそうな。日本や欧州の企業は下請けに限り認めるそうな。