劣化ウラン「原産国・日本?」

1999年、ユニセフはイラクにおける乳幼児死亡率の顕著な増加を明らかにした。それによると1991年から98年までの8年間に死亡した全乳幼児のうち約50万人が「制裁」のために死亡したのだと発表したのである。50万人!8年間で「制裁」のために死亡した乳幼児が、やで。そして劣化ウランは今また子供に襲いかかる。当然の事ながら子供のほうが被害がより深刻なのである。

アメリカには少なく見積もっても50万トンの劣化ウランが備蓄されていると言う。「核のゴミ」ね。それがアンタ、他人事やないねんて。日本の原発から出るゴミ、これもアメリカの濃縮会社に委託されているのである(当然、上の数字の何パーセントかはフロム・ジャパン)。そして、関西電力などによれば処理委託した核のゴミは所有権を譲渡したので、その後どうなっているかは一切「知らぬ存ぜぬ」という。

あまりにも無責任とは思えへん?実際に日本からのウランから生成された劣化ウランが兵器に転用されているのかは確かめる術が無いが、十分に疑うに足りる。そもそも「所有権が譲渡されたのだから後は感知しない」というのには「核燃料」はあまりに危険すぎるし、第一わが国の国是である非核3原則に抵触する惧れがある。何せ核兵器に使うんやから。政府もそれに関して、「何ら見解を持っていない」というから恐れ入る。