政治的配慮

総選挙が迫っているが、政府はイラクに派遣する予定の自衛隊の先遣隊を政治的配慮から派遣しないという。

ワシは再三述べているように自衛隊を海外に出すことは反対である。が、まぁ、ここではそれはとりあえずおいとくとして....。

今まで政府は自衛隊を海外に派遣する際には必ず先遣隊を派遣して実地に現場を隊員が目で見て準備をし、少しでも万全を期すというやり方を取っていた。

しかし、今回はアメリカの年内出兵要求に答えるには総選挙前に先遣隊を派遣しなければ間に合わない。が、この時期に派遣すれば総選挙の争点になると困るので派遣を見合わせるという。なめとんか、ワレ!

選挙を有利に運ぶためには自衛隊の安全をなおざりにしてもオッケーなわけや。昔、小渕内閣は「何でもあり」内閣と評されたが、小泉内閣こそ「何でもあり」内閣である。しかも、姑息。「選挙が済めばやりたい放題やります」て言うてるのと同じやんけ。

最近、特に争点の無い選挙が多いと思てる人、おれへん?選挙って選ぶ行為なわけやろ?争点から逃げて選択肢を示せへんのって、選挙権を奪われてるんと一緒やんけ。