少年マガジンを読め!

先週号(11/19現在)の少年マガジン50号を読んだかな?そう、MEGUMIが表紙の奴ね。グラビアの乳が....。いや、そうじゃなくて...。

「汚れた弾丸」という、劣化ウラン弾に苦しむイラクの人々を描いたマンガが載っている。フォトジャーナリスト・森住卓氏のドキュメントである。マガジンは度々このテのドキュメンタリーマンガを掲載している。前回はアフガンで井戸を掘り続けている「ペシャワール会」の日本人医師・中村哲氏のドキュメントだった。

以下、そのマンガに出ている驚くべき数字をいくつか羅列してみる。

湾岸戦争後(イラク戦争前)の白血病やガンの発生率は10倍、障害児の出生率は4人に一人。(登場するバグダッドのイラク人医師の話として)

経済制裁のために亡くなった人は100万人とも言われ、戦争よりもダメージが大きい。

アメリカ陸軍環境政策局によれば湾岸戦争で消費された劣化ウラン弾の使用総量は300トンから800トンで、広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍の放射能がバラ撒かれたことになる。

1988年(湾岸戦争前)のバスラ市内の癌による死亡者数は34人、戦後の96年は219人、2000年には586人。

原子力が開発されて半世紀で地球上で生産された劣化ウランは約110万トン。内訳はアメリカ47万トン、ロシア43万トン、フランス13,5万トン、日本2600トン

他にも驚くべきことが書かれている。是非見て欲しい。

森住卓氏のHPは

http://www.morizumi-pj.com/


小泉首相は総選挙での勝利を受けて「与党はイラク派兵を堂々と言ってきた。選挙で勝ったんだから国民は派兵を支持した」みたいな事を言っているそうな。前にも書いたが、選挙戦でイラク派兵が争点にならないように四苦八苦したくせに。で、国会審議で民主党の追及を恐れて特別国会の開期を短めにしようとしてるくせに。言うてることとやってることが全然違うがな。

自民党の誰やったか忘れたけど、「公明党のマニフェスト、与党でいるんならもう少し整理した方がよい」とか何とか発言してるそうな。それがなめてるっちゅうねん。選挙で掲げたマニフェストを選挙が終わったら「即、見直し」ていう発想、それ自体がおかしいっちゅうねん。