いきなり報道管制

石破防衛庁長官はイラクに派遣される自衛隊の取材について現地での取材を自粛するように報道機関に求めたそうである。また、先遣隊の現地取材には応じないとの姿勢を明言した。代替措置として防衛庁での説明の充実や同庁HPで情報提供をするという。それはすなわち「私ら情報操作しまっせ〜」と言ってるようなものである。あのな、お前らの発表が信用ならんから報道機関が必要やねん。軍隊(官僚)が正直に言わないのは常識。少なくとも彼らは自分に都合の悪いことは言わない。

部隊及び取材者の安全確保のためだそうだが、イラク特措法って、確か「安全な場所に行く」という法律やったよな?語るに落ちてるし。

ほんで、今、報道陣は現地で自衛隊が駐屯地から出てくるのを出待ちして、部隊が駐屯地から出てきたら追いかけてるそうな。それが危険(by 危険マンブラザーズ)。

で、北海道では雪祭りに自衛隊が協力しているのだが、その式典の席上、司令官が「反対運動が盛り上がれば自衛隊は雪祭りから撤退する」と明言したそうな。シビリアンコントロールもくそも無い。あろう事か、自衛隊が、その守るべきはずの国民を恫喝したのである。それが危険(by 危険マンブラザーズ2) 。

てな記事を書いていたら、さらに、防衛庁が定例の記者会見を一部廃止することを一方的に通告した、という記事が流れてきた。今後の会見は長官、事務次官、統合幕僚長のみにすると。何ちゅうこっちゃ。「情報を公開するから批判される」とでも思っているのであろうか?ということは批判されるようなことをやるわけね。あるいは、漏れたらマズイ情報が色々あるわけやね。多分。大体、石破の会見て、何言うてるかわけわからんやん。この、あからさまな報道管制、それが危険(by 危険マンブラザーズ)やっちゅうとんねん 。ちなみにオランダ軍は取材に協力的だそうである。(文中一部敬称略)

1/11の派兵反対アクションに参加した。その会場で、イラクの子供たちにサッカーボールを送った女子高生たちが、こんなスピーチをしていた。「イラクの子供たちからサッカーボールのお礼の手紙がきました。その手紙には’サッカーボールをありがとう。でも、兵隊は来ないで’と書かれていました。私たちはショックでした」と。