ジュネーブ条約って、何？

ブッシュはイラク戦争で米軍捕虜の画像が流れたときにヒステリックに叫んだもんやった。「ジュネーブ条約違反だ！」と。しかし...。

今回のファルージャ作戦で米軍は春の失敗から教訓を生かし、まず総合病院を制圧したという。これ、もちろんジュネーブ条約違反ね。何故か？春のファルージャ攻撃では作戦開始から１週間で、民間人約６００人が死亡したという病院関係者の証言がきっかけで批判が集中し、撤退に追い込まれたからである。AP通信も「死傷者数の情報統制が目的」との見方を伝えている。事実、今回の制圧作戦前の１０月２２日から１１月５日までに少なくとも２０人の民間人が死亡したと伝えたが制圧後は沈黙してしまった。ちなみに街の小さな診療所も爆撃したという。

人道支援物資をファルージャに運んできた赤新月社（赤十字みたいなモン）は「安全確保ができないから」という理由で米軍に阻止されて街に入ることができなかったという。これ、もちろん国際条約違反...とか言う以前に人道的にどうよ？
シバレイさんのサイトにファルージャNGOからのメールが短いが掲載されている。それによると米軍は「目にしたものは市民だろうが、医療スタッフだろうが、動物だろうが、何であれ殺している」そうである。そうか、米軍が赤新月社の人道支援を阻止したのは自分たちが殺してしまうからやねんな。納得。

それで、アラウィは「ファルージャの住民の９割は避難した」と言うてるが、どういう計算なんや？１５歳から５５歳までの男は全住民の１割以下なんか？年頃の男はモテモテか？年金問題がエライことになるで。

ほんで１１月１７日の共同通信によると暫定政府のアルワン保健相は「ファルージャ制圧作戦による民間人死者は２２人」と語ったそうな。笑かしよる。何ぼ何でも２２人はないやろ？それ位やったら多分、ワシ、全員分の画像を見たかもしれんぞ。

しかも現地によると赤新月社は何とか援助物資を運び込んだが、保健省からは全く何の援助も無いらしい。街のイラク人の死体は犬が食べるに任せているそうである。

ちなみにファルージャでは２１万人が家を失ったそうである。人口の３分の２以上！

さらに、国連で禁止されているナパーム弾も使用している。