悲劇の真相

皆さんもよく、米軍誤射事件とか、検問所で民間人に発砲とかいう記事をよく目にすると思うが、決まって米軍は「制止命令にもかかわらずこちらにやって来る。威嚇射撃もしたが止まらないので発砲した」という。

ワシは今まで「どうせ米軍は英語でしか言わないからイラク人は意味がわからずにこんな悲しい事件が起こるのだろう。米軍はちょっとくらいイラク語を勉強してから行かんかい。」くらいにしか思っていなかった。実際、言葉がわからないために起きている悲劇は数え切れないほどあるのだが、皆さんも「英語が分からなくても、身振り、手振りで分からんか?」とか、思ったことは無い?しかし、ANJANの高遠菜穂子さんの講演の記事を見てワシの考えが甘かったのを知ったのである。

これは彼女が実際に会った米兵の話であるが、米兵は検問所などで近づいてくる車などを制止させようとするとき、手の平を相手に向けて止まれと合図し、空に向かって威嚇射撃をする。ワシらはをれを聞いたら何となく「ま、そらそうやろ。米軍に手落ちは無いわな。」と思うであろう。ところが、イラクでは手の平を相手に向けるのは「こんにちわ」の意味で、空に向けて銃を撃つのは祝賀を意味するのだそうな。

あぁ...。何という....。

そういえば、アフガンでも米軍は何度も何度も結婚式を爆撃してたな...。アメリカ軍は学習しないのか?する気が無いのか?わざとなんか?英語を勉強しないイラク人が悪いのか?アメリカ人の常識を勉強しないイラク人が悪いのか?命で贖わなければならないほどに。....誰か教えてくれ....。