懲りない米軍

また、やりましたぜ。今度はアフガンでタリバン側の兵士の遺体を焼いてしかも「タリバンよ、お前たちは臆病な犬だ。悔しかったら取り返しに来い」などと拡声器を使って挑発したそうな。

米軍に従軍していたオーストラリアのジャーナリストが撮影、オーストラリアのテレビがその映像を流したそうな。

火葬に慣れている日本人にはあまり大事に写らないかもしれないが、死後の神の審判を信じる一神教の人たちにとっては魂のよりどころとなる肉体が無くなるということは大変なことなのである。まぁ、古代エジプトで言えばミイラを焼く、みたいな?

アメリカ兵はそれを知らんかったんか?否。断じて否。

兄弟宗教であるユダヤ、キリスト、イスラムは皆その辺同じである。しかも、それをやったのは心理船戦の専門兵だったという。知らんはずあるかい。っちゅうか、狙ってやったのは当然やろ。だからこそ挑発の意義があると。

米国務省報道官は「遺体に最大限敬意を払い(死者の丁重な埋葬を謳った)ジュネーブ条約に沿うのが米国の方針」とかヌカしとるが、その上役の国務長官ライスは「ジュネーブ条約なんか守りたないし」て言うてるし

これが発覚したおかげで米軍はアブグレイブ刑務所の捕虜虐待、グアンタナモ基地でのコーラン冒涜に続き、このアフガンでの遺体冒涜という3つ目のケンカをイスラム世界に売ることになる。


ちなみに米軍の懲りない度は沖縄での米兵事件の件数にも表れている。

琉球新報によると95年の米兵による少女暴行事件の後96年には米軍構成員による犯罪摘発件数は半減したが、早くも97年には増加に転じ、00年には95年を上回り、03年は最悪だったという。