抵抗勢力?

小泉シュショーは自分に反対するものに「抵抗勢力」というレッテルを貼り付け、貼られた人々に「守旧派」或いは「既得権益の恩恵を受けている勢力」というイメージを与えている。

例えば郵政民営化法案に反対した人々の中には彼が与えたイメージ通りの人もいるであろう。ひょっとすると殆どがそうなのかも知れない。ともあれ、「改革を妨害する巨大な悪に立ち向かう非力なヒーロー小泉シュショー」は応援好きな国民の支持を得るのである。彼はキャッチコピー屋をやればずいぶん成功したことであろう。

しかし実は彼は非力なヒーローなどではなかった。

しかし実は結局権力闘争でしかないのでは?総選挙が終わってみれば新人議員に「派閥に入るな」と言っておきながら、実は最大派閥は「小泉派」なのではないか?

さて、そこで問題です。

郵政民営化によって「抵抗勢力」が独占してきた「既得権益」は国民の元に返ってくるのか?もしそうなるのならワシもあの法案に賛成しましょ。

だが、郵政民営化はアメリカの要望であったことを考えれば、よく言われることだが、その権益は太平洋を渡るのではないか?何故、ブッシュは小泉のことをわざわざ「郵政民営化を実現した男」と褒めちぎるのか?おかしくねー?フツー、「日本の郵政が民営化したってブッシュは関係あらへんがな」って思えへん?アメリカって国はおよそ自分達の利益にならないことには全く関心を示さない国やと思うが。