ホリエモン逮捕・謀略説

ホリエモン電撃逮捕!今、ニュースはこれ一色である。

何かイカ臭い、もとい、キナ臭いねんけど。

明らかにホリエモン逮捕は政府にとって都合が悪い。何せ前の衆議院選挙で小泉改革の象徴として自民党は公認こそしなかったものの、担ぎ上げていた御輿である。竹中大臣や武部幹事長も応援演説に行ったりして思いっきり持ち上げてたし。

武部幹事長なんか「わが息子」とまで言っていたくらいやし。ちょっと前までは「何でも金という考え方はどうか」とかフジテレビ買収騒動では思いっきり嫌悪していたくせに、である。さらに逮捕されるや、「私はどんな若者にも父親の気持ちで接している」と釈明したりして(これを「釈明」とよべるのか?)。この人には厚顔無恥という言葉を送ろう。

話がそれた。ワシが気味悪いのは何故、今なのか?である。今まで国会で政府に不利になりそうな逮捕って国会が済んだ直後、法案が通った直後やなかった?わしの記憶(怪しいが)に間違いが無ければほぼ全てそうだったと思う。

それが何故?これは全く根拠の無い推論でしかないが、耐震偽装事件から目をそらすためではないか?

ある投資家が言っていた。「ライブドアの株を持っていてこの事件は痛いけど、株は基本的に自己責任だからね。」

ホリエモンがもし検察の言うとおりの有罪なら「株主が全て」と言っていたその言葉が丸っきりウソになるし、勿論ルールの根底を崩してIT企業全体のイメージを落としかつ株式市場全体の信用を失墜させた罪は重いと思う。だがしかし、耐震偽装の方が遥かに根が深く、悪質である。事は直接人命に係る問題であるからだ。しかもこちらは明らかに、政治家が噛んでいるし、政府の責任もある。

もし仮にこの時点での逮捕劇が耐震偽装事件への間接的援護ならば正に捨て身の戦法だが、そうやらなければならないほど、耐震偽装問題は本当は政府にとって深刻な問題であったという事である。マスコミを見ていると、ホリエモン一色過ぎると思えへん?