本当にコワイ共謀罪

問題点を挙げればキリが無いが、
とりあえずは捜査当局の恣意的捜査に歯止めが効かない:この点、危険極まりない。今でもやってるのに。政府答弁ではNGOとかを対象にするわけではないとか何とか言ってるが、政府答弁が信用できないことは君が代・日の丸問題で立証済み。あれだけ「強制しない」と言っておきながら解雇などの制裁措置も含めて強制しまくってるし。

平和運動、市民団体が狙い打ちにされる:断言しても良い。絶対される。てか、やってるし。そのための道具としての法律やろ?政府に対して文句が言えない社会になる。絶対。それはすなわち権力が好き勝手できるということ。

そもそも刑法が何で「最高〜年の禁固刑」とか「最高〜万円の罰金」とかいう「最高刑」を定めた書き方をしてるんかっちゅう話。権力の暴走に歯止めをかけて市民を守るためやねんで。

そもそも共謀って、何を証拠にするのん?言うた、言うてへん、聞いた、聞いてへんか?証言か?録音テープか?(今まで録音テープなどは証拠能力を認められなかったはずやと思うが)

恐らくこの法律が施行されたら盗聴されまくるだろう。プライバシーの侵害が懸念される。捜査現場で混乱は絶対起こる。捜査官も人間。間違いは起こり得る。だが、そのとき、この法律では冤罪を晴らすことは不可能ではないか?そしてそれは誰でも被害者となりうるのである。

それやなくても、例えば警察の不正を追いかける人が狙われることって、有りうると思えへん?

共謀罪について問題点を指摘した記事は枚挙に暇が無いほどあるが、とりあえず東京新聞のこの記事は絶対必見!


しかもこの法案はヤバすぎるのでこれに対する反対運動に力を注がせておいてその隙に教育基本法「改正」、国民投票法案などを通すつもりではないか、という指摘もあるので気をつけなければ。