届け!ナニワの心

....というわけで、前回はヤンキーが多い十三の恐るべきヤンママのお話を書いたが、今回は売れないミュージシャンの天職といわれる(?)ティッシュ配りについてのお話。題して第13回「ティッシュ配りのバイトをするなら大阪で!」の巻。


大阪人はがめついことで有名だが、ティッシュ配りの風景を見ていると、つくづく成る程と思う。東京の通行人は基本的に行儀が良いので、わざわざ立ち止まって貰ったり、声に出して「ティッシュ下さい」と言ったりは多分しないと思う(少なくともNOB本体は聞いたことがない)。それに比べ大阪では、おばちゃん連中なんか、「にーちゃん、もっと頂戴」とか、横に置いて有る段ボールを覗き込んで「こっからもうてエエ?」とか(言いながら既に手は段ボールに突っ込んでたりする)、とか言った具合。まるでアマゾン川におっこちた牛に群がるピラニアのごとく、ティッシュ配りのバイト君たちに、例によって傍若無人の限りを尽くしている毎日である。加えて先日、御堂筋の交差点で、とある事件を目撃した。多分ローン会社のねーちゃんだと思うが、交差点でティッシュを配っている。そこへチャリの億チャンが通りかかり、ねーちゃんの前でわざわざ止まって、チャリに乗ったままティッシュを貰っている。そこまでは大阪ではフツーの光景(東京ではまず見ない)。と思いきや、おっちゃん、やおらねーちゃんの目の前で鼻をかみ出すではないか。これにはさすがにたまげた。花粉症なのね。しかも、鼻をかみつつ、自転車の前のカゴを指差して、さらにティッシュを入れさせているではないか。おっちゃん、おそるべし。ねーちゃんもねーちゃんで、遠慮無しに山ほどカゴに入れている。あれなら、ノルマはすぐになくなるやろな。.....というわけで、ティッシュ配りのバイトをするなら大阪がオススメ!


P.S. ターゲットのクライアント関係の方、このページは見ないで下さいね。

....たぶん、つづく