初回なので今回は超初心者向けです。マニアな方は今後をお楽しみに。今回のお題目は「スネア0から始まる一拍毎の手の移動」で、手順は全てオルタネイトです。できれば BD を各拍に、FH を2&4拍に。更にできれば逆手順もお試しあれ。
A まずは16分音符(4発づつ)の単純な移動から。
一拍づつカタマリにならないで均等なタイミングでたたくこと、均一な音量を出すこと、の二点を注意してください。
右から左への移動 がキビシイと思いますが、左手をうまく移動できない人は以下の練習をして下さい。
左手をショットした後、リバウンドを殺さずに利用して、一瞬で次の目的地のレディーポジションに飛ぶ練習です。一発づつ、感覚を確認しつつやって下さい。
それができたら両手を自動車のワイパーのようなイメージで移動させましょう。そのとき、移動直前の左手のショットをあせらないように。
B 次に3連符(3発づつ)の単純な移動。
そのときに2、4拍の左手と足がきっちりタイミングがあっているように気を付けて下さい。両手、両足の対角線は合いにくいので。
C 今度は16分音符と3連符の組み合わせ。1〜3拍は16分音符、4拍目に3連符。
そうすると4拍目で手順が入れ替わり、2小節のループになりますね。
D 予想通り、次は逆の組み合わせ。1〜3拍は3連符、4拍目に16分音符。
同じく手順が入れ替わり、2小節のループになりますね。
E 物足りない人で奇数好きは以上のことを5連符や7連符でやってみて下さい。もちろん13連符でも29連符でもお好みに合わせてどうぞ。
F 「物足りないけれど私はヘンタイではない!」というワガママな人は BD を1、4拍、FH を2、3拍目に入れてみましょう。
G 「物足りないけれど私はヘンタイではない!でも夏が好き!」という、めっちゃワガママな人は BD を2、3、4拍、FH を3拍目に入れてみましょう。レゲエ調になって、なんとなく夏の感じになってきましたね。
一拍(4分音符)を均等に4分割する音符。メトロノームに合わせて均等なスピードで「タカツキタカツキ....」と言葉にしてみよう。「タ」がメトロノームに合えば正解。ちなみに4文字ならなんでもよいが、「なまものなまもの...」だと早口言葉になってしまう。やはりカ行とタ行が歯切れがよくてオススメ。-戻る
alternate = 互いに交替すること。この場合、右手、左手を交互にたたく手順。通常(右利きなら)右手スタートなので16分音符はRLRLになる。ギターで言えば、ダウンピッキングとアップピッキングを交互に。xxxxで言えばダウンコスリングとアップコスリングを交互に。(ちなみに私はダウンスタートである)-戻る
rebound = はねかえり。「リバウンドを制する者がスティックコントロールを制す」とは聖堀江師の言葉である。ありがたや、ありがたや。-戻る
lady position = 淑女の位置(大ウソ)。ready position = 準備位置。アメリカングリップの場合、スネア(体の正面)なら自然な状態の両ひじとスティックの先で二等辺三角形を描くような形で、スティックの先が打面から2〜3センチ離れた、コマンド入力待ち状態。-戻る
wiper = wipe (拭く)人、自動車のフロントガラスなどに取り付ける水滴などをかきのぞく装置。別名「がまん汁」。...って、それはカウパーや!-戻る
一拍(4分音符)を均等に3分割する音符。メトロノームに合わせて均等なスピードで「タラコタラコ....」と言葉にしてみよう。「タ」がメトロノームに合えば正解。ちなみに3文字ならなんでもよいが、...って、コラコラ、そこの関西人!-戻る
loop = 輪。環状線。打ち上げで同じ話を何度も繰り返すこと。-戻る