月刊サルでも出来るドラムセミナー vol.6

初めて読む人は READ ME を見てね。


一年の計は元旦にあり。ということで今回は手軽に出来る練習方法の数々を紹介しましょう。


今年こそは練習しまくるぞ!」と毎年元旦に誓うドラマーも多いはず。しかしながら誓いむなしく諸事情のために思うように練習できないことも多いでしょう。「ギタリストは自宅で弾けるから良いよな。スタジオは高いし、空いてないし、お金ないし、バイト有るし。練習台や電子ドラムでもやっぱり苦情が来るし。」等と思っている、そんなアナタにお届けする、名付けて「他人に(あんまり)迷惑をかけない練習法」!


そうは言っても勿論本物のドラムに勝る練習は有りませんし、そんな苦しい状況の中でスタジオ代を捻出するのが「やる気」言うもんや-という意見もあるでしょう。また、肉体的な練習よりも精神的なトレーニングやセンスを磨くこと、その他の事柄も重要であるのはもちろんの事です。が、まぁ、ちょっとした時間でも有効に使えるように、準備もなく出来るお手軽な練習方法も知っておいて損はないぞ、ということで。

別に特別なことをしなくても日常生活を利き腕以外でなるべくこなすという方法も有名ですね。

で、以下に紹介していきますが、人に迷惑をかける度合いで(難易度ではなく)一応分類しておきます。

LEVEL1(有る程度の空間が必要で、多少の音が出る)

太股をスティックで叩く:これはもう、王道ですね。ドラムセットをイメージしてプレイするとそれなりに。

足を組んで椅子に座り、上に組んだ方の靴の爪先をスティックのチップで叩く:目標が狭いので、ダブルストロークなんかやるとコントロールの練習によいです。ちなみに生足ではやらないように。痛いから。

濡れタオルをパシッ!といわす:アクションのよしろうさんに教えてもらったやりかたです。極心カラテの修行法か?手首を効かす練習です。

LEVEL2(有る程度の空間が必要で、ほとんど音が出ない)

スティックの真ん中を持ってプロペラのようにまわす:有名な準備運動ですね。肘がブレないように注意して手首の回転角度を大きく取るようにするとよいです。

素振り:しっかり目標(打点)を定め、スティックの軌道と腕や手首の動きをチェックしつつやりましょう。

スティックの振り上げ:普通、振り上げのスピードは余り速くないので手首をしっかり使って素早く振り上げる練習をします。手を前に突きだし、肘を動かさずにやります。

スティック回しの練習:バカにしたもんじゃない。指を器用にするトレーニングになります。特に左手を重点的にやるべきです。ただし、スティックを落とすと音が鳴ることがあるのでご注意を。

LEVEL3(ほとんど空間は必要なく、多少の音が出る)

足パタ:これも普通に皆がやることですが、踵を地面に付けたままで爪先だけでパタパタやるのが一般的ですね。それと共に、逆に爪先を付けたままで踵でドカドカやるのもやっておいて良いでしょう。ただし、苦情は出やすくなるので。(膝に力が入りやすくなるのでそうならないように)

手パタ:これも普通に皆がやることですが、手首を太股に付けたままで手全体でパタパタやると手首の運動になります。(金光健司:談)

手パタ2:上のアレンジ版ですが、手首を太股から離した状態から手首ー指先で交互にパタパタやると手首のアップ・ダウンの練習になります。

LEVEL4(ほとんど空間は必要なく、ほとんど音が出ない。)

指の握りだけでスティックを振る:レギュラーグリップの左手のように親指でスティックを挟んで固定し、人差し指だけでスティックを動かします。慣れるとそれだけでスティックを振れるようになります。他の指でもやってみましょう。

手素振り:スティック無しでもやりましょう。

指パラディドル太股などに手のひらをべたっとつけて両手の人差し指又は中指同士でパラディドル系の練習をします。同じ手で親指対人差し指というのもよいですね。

夏など、団扇や扇子を使う:地球温暖化防止!しかも、手首にイイっすよ。

LEVEL5(これはもう、内面世界の問題である。)

スティックを振らずにただメトロノームを聞く:ウォークマンで音楽を聴く代わりにメトロノームを聴きます。もちろんただ聴くだけじゃありませんが。使い方は色々。めっちゃゆっくりにして4拍ごとのアタマに感じて自分がやるドラムソロを想像するとか、ウラに感じながら自分のバンドのベースラインを歌うとか、2拍3連に感じながらロッカ・バラードを歌うとか(実際に声に出すと迷惑をかけてしまいます)、7分割してそのひとつづつを5連符に感じるとか....。これに関しては来月、詳しくやります(たぶん)。


「今年こそはちょっとは練習せな。」と今年も誓う NOB 本体でありました。


用語解説

日常生活を利き腕以外で

あらゆる事が考えられるが、スペースの関係上代表的な物にとどめる。

とりあえず、せんずりは左手でやること:これがまた...。

おしっこのとき、左手でちんちんを出す(男物の普通のパンツは構造上、左手では出しにくい。ちなみに私はパンツごとズリ下げる。):最後に雫を切るときは自爆しないように。(注・男のみ)

うんこを左手で拭く。:これは、結構勇気が要りまっせ。 -戻る

イメージしてプレイ

このページの読者なら「イメージでプレイ」とくれば、もはや何が来るかは想像がつくはず。....そう、その通り。ドラムセットのコスプレ(どんなんや?)をしたねーちゃん(巨乳)と、あんなことやこんなことをする....ことではない。 -戻る

生足

別に深い意味はないのだが、ぱっとこれを見て何て読むのか気になったので。「いきあし」?「うみあし」?「せいそく」?答えは「なまあし」。分かってた?ちなみに最近は生足が流行っていたようだが、私はパンストが好きである。(ガーターなら尚良し) -戻る

濡れタオルをパシッ!といわす

よく風呂屋でおっちゃんが股間でパシッ!といわせてるアレ。だが、別に股間に当てても良いのだが、それではあまり練習にはならない。空中で、手首の素早い戻しによって音を鳴らすのである。女性の方はは「女王さまとお呼び!」と言いながらやってみよう。ちなみにタオルは固く絞らないと目つぶし攻撃を受けるので注意すること。 -戻る

太股など

もちろん、太股に限らず、机の上や椅子の肘掛けなど、どこでも良い。ただし、ちんちんでやるときはイッてしまわないように注意すること。手のひらをべたっとつけるのは手首を固定して指だけのトレーニングにするため。 -戻る


前回の約束通り、今回は下ネタ全開で迫ってみました(正月早々)。ちょっと下品すぎましたか?