月刊サルでも出来るドラムセミナー vol.7

初めて読む人は READ ME を見てね。


前回の公約通り、今回はメトロノームの感じ方の色々。名付けて「メトロノームと遊ぼう!ピンポンパン」


普通、メトロノームはオン・ビートすなわちオモテに感じて聞きますね。今回はメトロノームをオン・ビート以外の別の音符に感じて「メトロノームとセッションをする感覚」で遊ぶというのがテーマです。ドラマー以外の人もやってみよう!


まずはリズムトレーニングに最も一般的でかつ効果的な「ウラで感じる」方法です。ご存じの方も多いでしょうが、「知っているけどうまくできない」という人もいるでしょう。そんなアナタに!名付けて「サルでも出来るメトロノームのひっくり返し方

オモテ、ウラに関して分かりにくい人はとりあえずオモテが奇数、ウラが偶数と思って下さい。わかりやすく言えば4拍子で1、3拍に手拍子をするとオヤジ宴会風のノリになって思わず揉み手をしたくなりますね。これがオモテ。2、4拍だとバックビートになります。これがウラ。

A とりあえずメトロノームをゆっくり鳴らし(拍子は無し)、それを2分割して8分音符を声に出してカウントします。1から8までを3回繰り返し、4回目は7までで5回目以降は何事もなかったように1から8までを繰り返します。すると、あ〜ら不思議、5回目からはメトロノームがウラに聞こえるじゃぁ、あ〜りませんか。つまり奇数(7/8拍子)が一回入ることによって入れ替わるわけですね。ダメだった人は下の表を見てゆっくり落ちついてやってみんさい。赤字がメトロノームが鳴るタイミングです。

1〜3回目
4回目
5回目以降


B 如何ですか?これさえできればあとはその応用で何でも出来ます。例えばメトロノームを3分割して3連符をカウントし、・2・3・・2・3・・2・3・・2・3と、いわゆるハチロクのリズムでノリます。そして4回目は4拍目の頭までで、そのまま5回目以降は普通にカウントしましょう。
1〜3回目 2 3 2 3 2 3 2 3
4回目 2 3 2 3 2 3
5回目以降 1 2 2 2 3 2 4 2

あ〜ら不思議、5回目以降はメトロノームが各拍の「3」、すなわち3連のケツに来ましたね。このまま、例えば「When a Man Loves a Woman」でも歌ってみましょう。

C 同じく、16分音符のケツに来るようにもやってみましょう。カンタンですね?


D 次にメトロノームをめっちゃゆっくりにしてみます。例えばテンポ=35で鳴らして、それを4分割し、そのそれぞれを1拍に感じたならテンポ=140という事になります。その上で前出の A の作業をすればメトロノームは1拍目のウラのみに来ることになります。

如何でしたか?ギャグが不調だったのが気に入らないのですが。次回はこのパート2。マニアの皆さんにも喜んでいただける(普通の皆さんには喜んでいただけない)内容にするつもりです。乞う、ご期待!


用語解説

ウラで感じる

サオはやっぱりオモテよりウラの方が感じやすい。カメはどっちもよろしおま。 -戻る

ケツに来る

え〜と、う〜んと、....ごめんなさい。「ケツ」と来たのでとりあえず下ネタに行こうと思ったけど行けなかった。 -戻る

When a Man Loves a Woman

邦題は「男が女を愛するとき(そんまんまやね)」。あまりにも有名な6/8の曲である。 -戻る

マニアの皆さんにも喜んでいただける

ふっふっふ。あ〜んなことや、こ〜んなことや、そ〜んなことまでやっちゃいます。 -戻る