サルでも出来るドラムセミナー vol.10

初めて読む人は READ ME を見てね。

-サルドラは忘れた頃にやってくる-

再開第一弾!「ブラシのススメ」


いや〜、おひさ〜。大分さぼってしまいましたね。

さて、前回(いつの話や?)変態の世界へとハマリこんでいったので今回は軌道修正して初心者向けのお話。題して「ブラシのススメ」。


そーなのよ。最近切れ毛が多くて困ってるのよねー。冬なんかは特に...」いきなりすみません。久しぶりなモンで、とりあえずボケから入っとかんと...。もちろんワイヤーブラシのことですね。最近はナイロンブラシなども出回っていますが、それはそれとして、今回はワイヤーに的を絞ったお話を。

昔は初心者向けドラムセットにはスティックもブラシもついていたので、皆とりあえずブラシを持っていたものです。使う使わないは別として、とにかく握ったことぐらいはあったはず。ところが今はニーズが減っているためか、スティックは付いていてもブラシはあまり付いていないようですね。そのため、ブラシに接するきっかけがないままにキャリアを積む人も多いようです。「俺はロック一筋、ジャズ屋のブラシなんて軟弱なモンいらん!」なんて思っている人もいるかもしれません。

しかし、レッド・ツェッペリンにもビートルズにもブラシの曲は有ります。実はブラシには力強いストロークを生む秘訣が隠されているんです。音が小さいとお悩みのアナタ、だまされたと思ってブラシで練習してみんさい。

よく「ドラムは鞭のように叩け」と言われます。それは、ヒットする瞬間にスピードを乗せることです。そのタイミングが合えば芯のある、パワフルな音が出るはずです。ブラシで普通のストロークをすると、このタイミングが合っているかどうかが如実に分かります。また、これはタイミングにも通じますが、打点の高さのコントロールの練習にもなります。なので、ストロークの練習にブラシを導入することをおすすめします。

また、いわゆるブラシの奏法、こする奴ですが、叩くプレイばかりしている人にとっては新鮮なプレイであり、練習法ですね。これがまた、裏のトレーニングになります。例えば、右手で左右にこすってみましょう。8ビートすなわち片道8分音符、往復で1拍になるように。きれいにイーブンにするのは結構難しいと思います。そこに、左手で表、裏をランダムに入れてみると結構右手がつられたりします。お試しあれ。

さらに、ブラシは音量が小さい。なので、例えば自分の部屋が絨毯なら、あぐらをかいてスネアを置いてこすってみてもあまり苦情は出ないと思います。

こすり方については音だけ聞いても何をやっているかはほとんど分かりません。人に聞くかビデオを見るのがよいでしょう。ブラシは本当に人によって千差万別の奏法がありますが、ベーシックなパターンだけでも試してみましょう。叩くのとはまた違った神経の使い方というか、感覚があり、手が器用になるような気がします。もちろんエッチに役立つことは言うまでもありません。


用語解説

叩くプレイばかりしている人

女王様もたまにはこすってあげて下さいね。 -戻る

こすって

もちろんスネアね。ちんちんをこすっても苦情は出ないと思うが、スネアにかけないように。 -戻る

ビデオを見る

おすすめは美里真理かなあ。ちょっと古い?....ではなくて、クレイトン・キャメロンのブラシのみの教則ビデオは親切。 -戻る


如何でしたか?ちょっとギャグが鈍っているのが気に入りませんが、まあ、久しぶりやし、リハビリ中ってことで。