サルでも出来るドラムセミナー vol.11

初めて読む人は READ ME を見てね。

再開第2弾!「サルでも出来るインディペンデンス

(2-WAY)...略してサルイン」....別に略さんでも....


さて、前回は初心者向けのお話として「ブラシのススメ」をお届けしたが、今回は初心者でも出来るインディペンデンスのイロハとして両手の独立。しかも、ドラム無しで出来る練習。おお、素晴らしい!


ピアノをやりましょう。....以上。

あ、ごめんごめん。これではこのコーナーの意味がないですね。では、真面目にいきましょう。まず、右手で8分音符をきります。そのとき、このコーナーのNo.6で書いたように手首のダウンアップでやります。すなわち、太股でも何でも良いですから右手で拍のオモテを手首、ウラを指で叩くわけですね。

8ビートですから「1、と、2、と、3、と、4、と、」と数えます。(数えなくても感じられる人はもちろん数える必要は有りません。)すると、数字のところが拍のオモテ-手首、「と」がウラ-指になりますね。そして、このどこにでも自由に左手を入れられるようにするわけです。もちろん右手がつられないように。バリエーションは1小節で2の8乗、すなわち256種類有ります。お馴染みですね。そう、これはデジタルの世界なのです。入れる(オン)-入れない(オフ)の2進法なわけです。2小節だと65536種類。これはもう、覚え切れませんね。でも、ここで256個も書けないし、そう考えるのは音楽的ではないので例を挙げます。

「たんうた・うんたん」--上の数え方で言えば「と23とと」に当たります。

「うたたん・たたんた」--上の数え方で言えば「1と23と」に当たります。

右手の手首のダウンアップのモーションが乱れないようにと、両手が正確に同時に鳴っていることに注意して下さい。実際に左手を入れる前に、右手をやりつつ口でフレーズを入れてみるのが良いでしょう。口で出来ないことは手では出来ません

で、色々なフレーズを自分で試してみましょう。ボサノバでよく使われるフレーズや、有名なテッド・リード著の教則本「シンコペーション」なども良いでしょう。

で、結構こなせたら、両手を入れ替えてみましょう。俗に言う、サイモン・フィリップス状態ですね。結構つられてしまいます。できれば、足でもやってみましょう。もちろん、手首はかかと、指はつま先に相当します。いわゆる「ヒール&トウ」ですね。

さらに、手と足でもやってみましょう。まずは右手と右足。次に左手と左足。さらに対角線(右手-左足、左手-右足)でやるとかなりイケます。


用語解説

太股でも何でも

一応、自分の太股でやるように。電車で座っているときに、隣のねーちゃんの太股でやって怒られても当局は一切関知しないからそのつもりで。 -戻る

2進法

エッチにも「三浅一深法」というのがあるが、これも同じ。浅いか、深いかの2進法。「三回浅く、一回深く突く」という、ともすれば単調になりがちな腰の動きを戒めるとともに早漏をも防止する、有り難〜い教えなのである。やっぱり、昔の人は良いことを言う。これからは気をつけま〜す。.....だが、「三浅一深法」とて、そればっかりつづけると結局単調な四拍子になってしまうので注意が必要である。やはりこれも256種類を極めよう。アホか! -戻る

口で出来ないことは手では出来ません

あくまでも一般論だが、口で勃たないモノは手でも勃たない。 -戻る


如何でしたか?ちょっとギャグが少ないのが気に入りませんが、まあ、久しぶりやし、カンベンしてちょ。次回はもう少し踏み込んだのをやるつもりです。