ウナギの寝床が危ない!!その3

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-「第三街区(旧教養地区)全体の施設配置計画及び諸施設の移転計画について」について-


今回は計画の検証に入る。私が入手している資料は「第三街区(旧教養地区)全体の施設配置計画及び諸施設の移転計画について」と題された文書である。「平成10年 月28日」とある。何故か「月」の欄が空白になっている。出したのは「基本計画推進委員会」とある。

ざっと見渡したところ、言いたいことは山ほど有るが、キリがないので二つほどにマケといたる。

まずは「現在、分散分布している学生関連の諸施設を整理統合し、、複合一体化して整備する」と言い切っている点に注目したい。つまり部室(サークル)のリストラをやるわけやね。直訳すると「いろんな場所にいっぱい部室等があって邪魔から減らしてまとめてまえ。」別の箇所でも同じようなことを強調している。「第3街区の空間利用効率の観点から複合一体化することが必要」:直訳すると「今は場所をとりすぎているので狭い面積に押し込めてまえ」と言っている。

コレを読んでいるOBのアンタ、アンタがおったサークルが潰されるかもしれんねんで!実際、今まで山岳部や唯物論研究会が部室からたたき出されているという実績?もある。(別に悪いことをしたわけではない。当局の方針に従わなかっただけ。)

次の問題点は、総合教育棟の建設用地確保のため、まず部室を潰して、わざわざ旧図書館をそのために改修して仮設住宅として使うということ。そして、「学生関連施設」が完成したあかつきには、そこに再び移転させるという。つまり、引っ越しを二回やらされるわけね。わざわざそんなことをせんでも、まず最初に学生関連施設を建てれば良い話。旧図書館改修の費用も浮く。ちなみに「学生関連施設」の建設用地はすでに更地なのである。なんでわざわざ、そんな面倒くさい段取りにしているのか理解に苦しむ。その理由は、当局が考えている「学生関連施設」とは、到底学生が喜んで移転するような代物ではないであろうということであるしかも、そのことを当局は自覚しているのではないか。すなわち、「学生関連施設」を先に建てても学生側とモメることは必死。(モメるであろう要因は施設的な問題だけではないと思われるが、コレについては回を改めて述べる。)悪くすると計画全体に支障を来す恐れがある。それ故、まず部室を潰すことによって、どんな劣悪な環境であろうと移転せざるを得ない状況を作り出すための作戦であると考えられる。そのためには仮移転によって課外活動に不自由をかけさせることも厭わない=目的のためには手段を選ばない当局のやり口が見える。(実際、旧図書館の改修は最小限度にとどめ、防音工事はもちろん各サークルの個々の状況に応じた改修などやらないと宣言しているらしい。)

さらに、文書にはそのように書いていながら、「実際、学生関連施設が建つとは約束できない」とか、「音楽系の部室は防音しない」と放言しているそうである。

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大学当局はまずは「学生関連施設」の青写真を提示し、学生の理解を十分に得られるモノであるという証拠を示せ。それならば余計な混乱も起きずに済むんじゃないですかぁ?....ま、でけへんねやろね。(反語表現?)